新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。
2024年はSNSの影響力が増大し、既存のマスメディアが「オールドメディア」と称されるようになりました。新年を迎えると、これからの1年を展望する番組や記事が増えますが、メディアこそ変革を問われる年となりそうです。
2024年はオールドメディアに対する不信が噴出し、ソーシャルメディア、すなわちSNSの存在感が大きくなった年でした。
以前からそうした傾向はみられましたが、2024年は東京都知事選での石丸伸二氏の善戦、兵庫県知事選における斉藤元彦知事の再選、さらには衆議院選における国民民主党の躍進と、SNSが世論を動かし選挙結果まで左右する影響力を持つに至ったことが示されました。
一方で、「報じない自由」を駆使する新聞やテレビなどの「オールドメディア」への不信感も、以前にも増して強くなりました。
今年は、アメリカではトランプ政権誕生で政治的議論が世界的に活発化することが予想されますし、日本では参議院選挙もあります。政治の話題も大いに盛り上がると予想されます。
一方で、SNSにもフェイク情報や裏どりのない情報が多く含まれていたり、エコーチェンバー現象により自分好みの情報ばかり集まるという問題点もあります。
今年は、政治的イベントがあるだけに、私たちは「オールドメディア」とSNSともに懐疑的な目も持ちながら行動する「メディアリテラシー」が求められる年とも言えそうです。
また、「不信の目」で懐疑的に見られ始めた「オールドメディア」が信頼を回復できる様な報道ができるかも、今年が正念場と言えそうです。