Top > トピックス > 阪神淡路大震災から学ぶこと
トピックス

阪神淡路大震災から学ぶこと

27年前の1月17日は6,000人以上の人が亡くなった、阪神淡路大震災が起こった日です。

折しも、この16日にはトンガでの火山の大噴火の影響で日本で津波の被害が発生するなど、改めて防災意識の高まる日々を過ごしている方が多いのではないでしょうか?

阪神淡路大震災では、神戸市長田区などで大規模な火災が発生し、7,000棟以上の建物が焼失しました。

総務省の集計によると、この震災による出火件数は285件とされていますが、出火原因が明らかなもののうち、約6割が電気火災でした。

この火災がきっかけで「通電火災」に注目が集まりました。「通電火災」とは、停電後に電気が復旧した際に発生する火災のことです。

「通電火災」の恐ろしいところは、地震から時間が経過した後に発生することです。

転倒したヒーターなどの電気機器に可燃物が接触した際に着火したり、漏れ出たガスに火花が引火して爆発するケースなどがあります。

「通電火災」を防ぐには、避難時に「ブレーカーを落とす」ことが有効です。

消防庁によると、地震火災対策で3つのポイントを挙げています。

①停電時は電気機器のスイッチを切り、電源プラグをコンセプトから抜く。

②避難する時はブレーカーを落とす。

③通電後は、しばらく電気機器に煙やにおいなどの異常がないか注意を払う。また、破損がないか確認する。

もう一つ事前の対策として役に立つのが「感電ブレーカー」という装置です。地震時に一定以上の揺れを感じるとブレーカーがコンセントなどの電気を自動的に遮断してくれます。

「通電火災」がご心配な方は「感電ブレーカー」の取り付けを検討されてはいかがでしょうか。