暑さ寒さも彼岸までといいますが、夏のように暖かい日があったかと思うと、真冬のように寒い日もあり、三寒四温の日々です。
そのような中、お彼岸ということでお墓参りに行かれた方も多いのでしょうか?
それでは何故、お彼岸にお墓参りをするのかを調べてみました。
■彼岸とは・・・「彼岸」という言葉は仏教の言葉であり、「煩悩を脱した悟りの境地」のことです。
三途の川を挟んで私達の住む世界を「比岸」、仏様の住む「彼岸」といいます。彼岸は煩悩のない悟りの世界であり、極楽浄土を意味し、西方にあるとされます。
■彼岸の期間・・・普段から仏道の修行を行っていない人も、彼岸の期間になると煩悩を払うために西沈む太陽に捧げていたようです。
■お彼岸の墓参り・・・本来の仏教にはありませんが、お彼岸の期間になると日本では宗派を問わず各寺院で彼岸会の法要が行われます。この彼岸会は、平安時代の中頃に始まったとされます。
太陽が真東からのぼって真西に沈んでいく春分の日と秋分の日は、我々の世界である比岸と、仏様の世界である彼岸が最も近く通じやすくなる日と解されるようになりました。
そこから、この期間がご先祖様への思いも最も通じやすくなるのではないかという思想が生まれました。
そんなところから、お彼岸にはご先祖様の供養のためにお墓参りをするという行事が定着していったようです。