最近、電気料金が高いと感じている方が多いのではないでしょうか?
では、電気料金の内訳は、どのようになっているのでしょうか。
電気料金の明細を見て頂くと、基本料金、電力量料金、再エネ発電賦課金、燃料費調整額に分かれています。
現在上昇しているのは、燃料費調整額です。
燃料費調整額とは、電気をつくるために必要な石炭や液化天然ガスなどのエネルギーの価格変動に応じて、電気料金を調整するための「毎月変動」する料金です。
エネルギー価格が高い時は燃料調整額も上がり、反対に安い時には下がる仕組みとなっています。
現在、ウクライナ戦争や円安の影響で、エネルギー価格の高騰が起きており、その影響で燃料費調整額が上がっているのです。
そこで、政府は電気料金の負担軽減策を打ち出しました。政府が電力会社に支援金を支払い、各電力会社がそれを元に電気料金を引き下げることになりました。
東京電力、関西電力など大手電力10社は今月7日に、来年1月から9月にかけて家庭用などの電気料金引き下げを発表しました。
値引き額は、1月から8月までの家庭用低圧契約で、1キロワット時あたり7円。中小ビル・工場向けの高圧契約で同3.5円。9月は低圧3.5円、高圧1.8円となります。
上記「燃料費調整額」に値引き額を反映させることになりました。
因みに、この件に関して利用者が新たに申し込みをする必要はありません。