トルコ南部のシリア国境近くで今月6日未明に起きた地震では、これまで3万9000人以上の死亡が確認されています。
地震発生から1週間以上がたち、長引く避難生活で体調を崩す人も出る中。日本の国際緊急援助隊の医療チームが現地で活動を開始しました。
この地震は21世紀で世界6番目に犠牲者の多い地震となってしまいました。地震のエネルギーは1995年の阪神淡路大震災の20倍以上で、内陸で起きた地震としては最大級とみられています。
地震発生から1週間たった14日も、がれきの中で生存者の発見が相次ぎました。現地メディアによりますと、南部ハタイ県でシリア人の父と娘が209時間ぶりに生存が確認されるなど、14日だけで少なくとも11人が救出されました。
国連のグテーレス事務総長は14日、ニューヨークにある国連本部で会見を開き、今回の地震大きな被害を受けたシリアに対し、今後3か月分の支援として日本円にして約530億円を拠出すると発表しました。トルコに対する支援についても近く拠出額をまとめる考えを示しました。
ユニセフで「自然災害緊急募金」を募っている他、日本赤十字やUNHCR,トルコ大使館でも募金を受け付けています。募金される方は、各ホームページにてご確認ください。