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夏風邪「ヘルパンギーナ」とRVSが流行

乳幼児がかかりやすい夏風邪「ヘルパンギーナ」の感染者が増加しています。国立感染症研究所の速報によると、3~9日の週の全国の定点あたりの値は7.32で、「警報レベル」の6.0人を超えています。
また、宮城県では23.20人に上っています。

「RSウイルス(RSV)」も同様に、同平均値を9週連続で上回っています。
過去5年間の同じ週の平均値に対しては、「ヘルパンギーナ」は8週連続、RSVは9週連続で上回っており、新型コロナが感染症法上の5類に移行した5月8日の週から増加を続けております。

「ヘルパンギーナ」は、飛沫や接触によりエンテロウイルスに感染して発症します。高熱や口内の水疱による喉の痛みが特徴です。飲食ができずに脱水症状につながる場合もあります。RSVは、発熱や咳、鼻水などの症状で、細気管支炎や肺炎、呼吸困難を引き起こす場合もあります。特に生後3か月ぐらいまでの乳児の場合、鼻づまりが窒息につながる恐れもあるため、「甘く見てはいけない」と専門家は警戒を促しています。

コロナ禍の感染対策や外出の減少により、他のウイルス感染も減っていたが、対策の緩和で一気に拡大したのではないか?との見立てもあります。コロナに限らず、「手洗い」「うがい」など予防のための基本行動は継続した方が良いでしょう。