7月に入り、北米、アジア、欧州の広範囲で熱波が発生し、各地で記録的な高温が観測されています。
カナダやギリシャで発生した山火事の被害が拡大する一因とも指摘されています。
世界気象機関(WMO)と欧州連合の気象情報機関コペルニクス気候変動サービス(C3S)は7月27日、今年7月は観測史上最も暑い月となる公算が「極めて大きい」と発表しました。これを受け、国連のグレテス事務総長は「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が到来した」と警告し、各国に気候変動対策を強化するよう訴えました。
発表によりますと、7月1日~23日の世界の平均気温は16.95度で、これまで最も高かった2019年7月の16.63度を上回りました。
今年7月は、1日平均でもこれまでの最高気温を上回る日が相次ぎ、6日に17.8度と観測史上最も暑い日になりました。こうした高温についいて、S3Cの担当者は「人類による温室効果ガスの排出が主因」との見方を示しています。
日本においても、連日酷暑日が続いており、暑さが蓄積されると熱中症のリスクが高まると言われておりますので、より一層の熱中症対策が必要かと思います。