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お彼岸

暑さ寒さも彼岸までといいますが、ここへ来てやっと朝晩は涼しくなってきました。

その彼岸ですが、どんな意味があり、何故この時期なのでしょうか?

・彼岸とは
お彼岸は、サンスクリット語で「悟りの世界」を意味する言葉です。語源は、パーラミター(波羅密多)の漢訳語「到彼岸(とうひがん)」からきています。パーラミターとは「完成する」「成就する」などの意味があります。煩悩や苦しみから放たれて自由になる、悟りの境地にいくことがパーラミターです。

煩悩の世界である「此岸(この世)」から悟りの世界「彼岸」に到着するには修行を行わなければなりません。その修行をする期間がお彼岸なのです。お彼岸の期間は、仏道修行をしていない人も煩悩をなくすために西に沈む太陽に祈りを捧げていたと言われています。西に沈む太陽に祈りを捧げるのは、極楽浄土が西にあるとされているからです。


・お彼岸の期間
お彼岸の期間は、1年に2回「春」と「秋」にあります。秋は秋分の日を中心とした前後3日間、合計7日間です。春分と秋分の日を中心とする理由は諸説ありますが、この日は太陽が真東から昇り真西に沈みます。阿弥陀如来の西方極楽浄土は、真西にあるとされているため、真西にある極楽浄土に太陽が向かう日がお彼岸になったと言われています。