「肝臓ガン=大酒のみのガン」というイメージがありますが、このガンの最大の原因は「ウイルス」です。
日本人の肝臓ガンのおよそ90%が肝炎ウイルス(B型・C型)によって引き起こされています。
このウイルスは静かに肝臓に炎症を起こしては細胞を破壊します。肝臓が線維化し、やがて「肝硬変」という「かさぶた化」してしまいます。
「肝硬変」から「肝臓ガン」に移行するパターンが多く、5年間の発がん率は約40%と報告されています。
対策としては、「肝炎ウイルス検診」をお勧め致します。実質「肝臓ガン検診」です。
この検診は40歳から受けることができます。若い時に罹患し、中年になって発症というパターンが多いためです。
陰性なら安心ですし、もし陽性だったとしても、現在では治療薬が非常に進歩しており、C型肝炎なら飲み薬だけで治療できます。
この検診はお住まいの自治体や保健所で受けられ、採血するだけで手間はかかりませんので、「40歳になったら肝炎ウイルス検診!」をお勧め致します。