多様性を尊重するダイバーシティ社会の実現に向けて、LGBTQ等の人にも、快適な旅行を楽しんでもらおうと、旅行業界においても「ダイバーシティツーリズム」の取り組みが始まっています。
一部のホテル等で行われている取り組みを紹介します。
□男女をみかけで判断しない
□伝票は男性側ではなく、男女間の等距離におく
□荷物のアシストを女性に限定せず、どちらの荷物のアシストが必要か、確認する。
□男性2人のお客様でダブルベットの部屋の予約でも、シングル2つに勝手に変更しない。
以前からLGBTQツーリズムと呼ばれていたものに近いですが、LGBTQツーリズムは、LGBTQの方向けに企画され、集客を目的としているのに対し、「ダイバーシティツーリズム」は、誰でもが気持ちよく旅をしてもらうことを目指しています。
その様な観点で考えると、飲食においても様々な宗教上の理由から避けなければならない食材も存在するため、多方面にわたり目配り・心配りが大切になってきています。
コロナ禍で規制されていたインバウンドも、少しずつ復活に向かっている中、旅行業界での取り組みに期待されています。