ジョンソン首相の辞任に伴い行われた、イギリスの首相選(保守党の党首選)で、リシ・スナーク前財務相を破り、リズ・トラス外相が新しい首相に就任することが決定いたしました。
サッチャー氏・メイ氏に続き、3人目の女性首相の誕生となります。
トラス新首相は、1975年オックスフォード生まれ。2010年に国会議員に当選し、現在まで8年間閣僚を務めてきた、イギリス政府でも最も経験豊富な政治家の一人です。
直近では外務大臣を務めており、国際貿易大臣・商務庁長官・財務省首席秘書官・女性平等担当大臣・環境大臣も歴任しています。また、女性として初めて大法官と司法長官を務めました。
2016年のブレグジットをめぐる国民投票では、当初EU残留派を支持していましたが、その後熱心なブレグジット派に転向しました。
また最近では、人種・セクシュアリティ・ジェンダーに関する「ファッショナブル」な政策を批判して、党内右派に位置づけられるようになりました。
トラス新首相は、マーガレット・サッチャーにインスピレーショを求め、高いインフレに対して減税で対応するとしています。
日本でも、昨年自由民主党の総裁選では2人の女性候補が立ちましたが、日本で女性総理大臣が誕生するのは、いつの日になるのでしょうか?