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映画「さかなのこ」を観てきました!

映画「さかなのこ」は、さかなクンの伝記を原作として、女優のん(能年玲奈)が主人公を演じる物語です。

冒頭、「男か女かどっちでもいい」との監督の啖呵よろしく、男性であるさかなクンを女優ののんが演じても全く違和感なく、学ラン姿にキラキラした瞳で魚愛を語れば、ミー坊(さかなクンの本映画での愛称)にしか見えなくなりました。

この映画は、「好きなこと」を好きでい続けることの素晴らしさと同時に、その大変さも多く語られています。

幼少期から、魚を愛して、魚の事しか頭にない子供が、「お魚博士」になる夢を貫き通し、
その結果として周りの沢山の人たちから沢山親切」を頂くことができました。

また、井川遥さん演じる母親が、子供を信じ続け、子供の好きなことを自由にやらせ続けることの大切さも謳っています。

一方で、マー坊が幼少期に出会う、近所の魚好きの不審者(と言われても仕方ないような人)を、自伝の主人公であるさかなクン本人が演じるという皮肉も盛り込んでいます。
単なる成功談ではなく、生きることの大変さも同時に描いている作品でした。

とは言いながら、主人公の周りの人たちは、皆やさしく、ハートウォーミングで…
泣ける映画です。