大型で非常に強い台風が、3連休の日本列島を縦断し、鹿児島をはじめ各地に爪痕を残しました。
鹿児島県屋久島町では、18日正午前に最大瞬間風速50.9mを観測しました。建設現場では、クレーンが折れ曲がったと通報があり、住民が避難される事態となりました。
鹿児島市鹿屋市のパチンコ店では、ガラス製の壁(縦約5m、横約8m)が割れ、店内にガラスが散乱しました。
20日午後6時の時点で、全国で2人死亡、行方不明1人、けが人が少なくとも142人となっております。(NHK調べ)
宮崎県三股町では、19日土砂崩れに巻き込まれたとみられる40代の男性が、意識不明の状態で発見され、搬送先の病院で死亡が確認されました。
また、同じ宮崎県都城市では、車の水没により、60代の男性の死亡が確認されています。
広島県廿日市市では、鶏小屋で作業していた男性が行方不明となっております。
その後、台風は東よりに向きを変え、日本海沿岸を進み、20日の午前4時過ぎに新潟市付近に再上陸したのち、東北地方を横断し、20日(火)午前9時に日本の東で温帯低気圧に変わりました。