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野田元首相、国会にて安倍元総理の追悼演説

昨日10月25日、衆議院本会議場にて、選挙演説中に銃撃され死去した安倍元総理に向けた追悼演説が行われました。演説に臨んだのは、立憲民主党の野田元総理でした。

先ずは、同じ総理大臣経験者として、「重圧」と「孤独」を体感した者として、歴代最長の年月内閣総理大臣を歴任した安倍元総理をねぎらいました。

「大きな挫折」から「再チャレンジ」し、再び総理大臣に返り咲いた安倍元総理に対し、捲土重来を期しどん底から「諦めずに」這い上がったことを賞賛し、その経験を若い人達に伝える機会を暴力により奪われたことを残念としました。

印象に残っているのは、やはり平成24年11月14日の党首討論のようです。
すべてをかけて火花を散らした真剣勝負だったと振り返りました。

安倍元総理の優しさにも言及しました。解散総選挙に敗れ敗軍の将となった野田元総理に、皇居での親任式の控室で安倍元総理がかけた優しい言葉を忘れないとしました。

永遠の後悔として、天上のあなたにお詫びしたいとしたのは、選挙戦の遊説中に、安倍元総理の病を揶揄する発言をしてしまったことだと言います。

最後に、暴力やテロに民主主義が屈することは絶対にあってはならないとし、各議員には暴力にひるまず、臆さず、街頭に立ち続ける勇気を持とうと、鼓舞しました。
そして、安らかにお眠りくださいと演説をしめくくりました。

野党・与党を問わず、このような追悼演説が国会で行われたことは、日本の民主主義を守る点で、大変良かったと思います。