10月29日深夜、ハロウィンの人出でにぎわう韓国・ソウルの梨泰院(イテウォン)地区で、人波に押しつぶされて、日本人2人を含む154人が亡くなるという事故が起こりました。
今回のハロウィンイベントは、新型コロナウイルスが拡散してから初のソーシャルディスタンス規制なし、ノーマスクであったことから、メディアも開催前から浮足立った報道を
していたと言います。
規制で行動に抑制されてきた若者たちにとって、ようやく政府公認で堂々と騒ぐことができるとあって、楽しみにしていた人は多かったと思われます。
事故当時は10万人程が集まっていたとされ、警察もそれを予想して、200人以上配置すると発表していたが、主に麻薬取り締まり要員だったようです。
今回「下り坂」「道路の狭さ」という要因に加え、5人の男性がわざと押したとの目撃談もあり、複合的な原因が考えられますが、再発防止のために徹底した究明をして欲しいものです。
日本でも、毎年ハロウィンでは渋谷で大混雑が発生していますが、韓国での事故を見て早めに帰宅する人も出て、今年は大きな混乱は起こらなかったようです。
人々が集中するイベントはハロウィンに限りませんので、事前の警備計画書などは、地形や道路状況などを勘案して慎重に立案して欲しいものです。