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高くて分厚い、ベスト8への壁

サッカー日本代表は、1次予選最終試合、逆転でスペインに2対1で勝利し、決勝トーナメントへと進みました。

決勝トーナメントでは、前回ロシア大会で準優勝のクロアチアとの対戦となりました。
試合はノックアウト方式の延長を含む120分の死闘の末、1対1でPK戦に突入。クロアチアに惜しくも敗れました。

大会前から目標に掲げてきた史上初となるベスト8進出は、次回大会以降におあずけとなりました。

しかしながら、強豪国のドイツ、スペインを相次いで逆転で撃破するなど、森保ジャパン旋風を巻き起こして日本、そして世界のサッカー史に新たな歴史を刻みました。

日本は前半43分、右サイドでのパス交換から、ボックス外の堂安律が速いボールのクロスを上げると、ファーの吉田麻也が足を伸ばして折り返したところで前田大然が反応して、左足を振り抜き、貴重な先制点を挙げて前半を1点リードで折り返しました。

しかし後半開始早々、中央右でボールを持ったデヤン・ロブレンからペナルティエリア内にクロスが送られると、精度の高いボールを中央のイバン・ペリシッチがピンポイントで合わせ、ゴール右隅へ。冨安健洋と伊東純也の対応が間に合わず、ペリシッチに思い通りの同点ヘッドを許してしまいました。

日本は、浅野琢磨、三苫薫、酒井宏樹、更には南野拓実、田中碧と次々にカードを切って、最後まで果敢に勝利を狙って戦い続けましたが、及びませんでした。

前回のロシア大会では、決勝トーナメント1回戦でベルギーと対戦した日本。後半途中まで2点リードするも、69分から立て続けに3ゴールを決められて悪夢の逆転負けを喫しています。ベスト8を目標に掲げ、厳しいグループステージをチーム一丸となって強豪を撃破してきた自信と勢いでクロアチアに挑みましたが、またも壁を打ち破ることはできませんでした。