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新潟で記録的な大雪

19日、局地的な大雪の原因となるJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が発生し、新潟県の湯沢や妙高よりの中越の平地や下越を中心に短期間で記録的な大雪となりました。

24時間の積雪量は、今年8月に豪雨被害があった関川村下関で69センチと、1980年の統計開始以来最多となりました。また、新潟中央区で47センチ、長岡で69センチと、いずれも12月としては最多を記録しました。さらに、柏崎では12時間降雪量が観測史上最多の62センチと、短時間の大雪記録となっています。

この影響で、中下越では車の渋滞や立ち往生、列車の運休や休校、着雪による倒木や停電、除雪中の事故も相次いでいます。

今回の寒波では、水分を比較的多く含んだ重い雪が降り積もりました。今後の気温上昇と雨で、雪がゆるみ水分を多く含み重みを増すため、除雪作業での事故が懸念されます。

今週末の23日(金)~24日(土)のクリスマス頃にかけて、早くも次の寒波がやってきます。今回の寒気よりも強く、今季一番の寒気が西から流れ込む予想で、北陸付近には再びJPCZが発生する見込みです。山沿いや山地をはじめ平地でも再び警戒が必要となります。
また、今回より風が強まる予想で、雪質は軽くなりますが、広範囲で路面の凍結や吹雪に注意が必要となりそうです。大雪の際は、不要不急の外出は控え、どうしても外出する場合は立ち往生に備えて、スノーブラシ、スコップ、毛布、簡易トイレ、簡単な食糧やモバイルバッテリーなどの携帯をお勧めいたします。