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ロシアによるウクライナ侵攻から1年

今月24日でロシアがウクライナを侵攻開始して1年になります。現在のウクライナと世界の状況はどうなっているでしょうか?

■ウクライナ東部ドネツク州では、ロシアによる攻勢が強まっています。ロシア軍は20日、ヘルソン州を含む2州のインフラ施設を28回爆撃し、6発のミサイルを発射したと明らかにしました。民間施設への攻撃も続き、学校や住宅地にも被害が出ているといいます。

■欧米はウクライナへの武器の供与を強めています。ドイツは、最新鋭の戦車レオパルト2を供与し、ウクライナ兵の訓練をすすめています。20日にはドイツの国防相が視察を行いました。アメリカも主力戦車エイブラムスを供与する方向で検討しています。
ウクライナ兵の訓練を急ぎ、反攻する計画をしています。

■ロシアのプーチン大統領は、21日に行った年次教書演説で西側の軍事支援を牽制し、
核について「91%以上が最新の兵器だ」と述べました。更に、アメリカとの核軍縮条約「新START」について、脱退はしないが参加を停止していると発表しました。

■一方バイデン大統領は、20日ウクライナの首都キーウをサプライズ訪問し、21日にはポーランドの首都ワルシャワにて演説し、降参することなく戦い続けているウクライナを称賛し、「我々の支援は揺るがない」と西側諸国の結束を強調しました。