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アメリカで、またも銃乱射事件

米南部テネシー州ナッシュビルの学校で27日、銃撃があり、児童を含む6人が死亡しました。容疑者は警察に射殺されました。

事件があったのはキリスト教系の私立学校コヴェナントスクール。3歳から12歳くらいの約200人が在籍しています。

死亡した方のうち3人は9歳以下でした。他に、臨時教員、用務員、校長が亡くなりました。
容疑者はオードリー・ヘイル28歳。少なくとも2丁の半自動小銃と、1丁の拳銃を所持し、校舎の1階で発砲した後、2階に移動したとみられています。

警察車両が到着すると、容疑者は2階から車両に向けて発砲したといいます。その際、警官1人が割れたガラスで怪我を負ったといいます。

警察は通報を受けてから、13分後には校内に突入し、容疑者を射殺しました。

警察は、容疑者がこの学校の生徒であったと明らかにしました。

バイデン大統領は、この事件をうけて改めて銃規制強化の必要性を訴えました。
「大げさな表現でなく、国家として我々は犠牲者の家族に祈ること以上の義務がある。私達には行動を起こす義務があるのだ」

アメリカでは昨年6月、銃を購入する際の身元確認の強化などを盛り込んだ法案が超党派で可決しましたが、殺傷力の高い銃の所持を禁じる法案は、共和党の反対で実現に至っていません。

共和党議員は「法を遵守するアメリカ国民までペナルティを科すべきではない」などと反発しており、銃規制強化に向けた道のりは険しいと言わざるを得ません。