4月29日から最大9連休のゴールデンウイーク(GW)が、いよいよコロナ前に近い状態で迎えることになります。2022年のGWも行動制限はなかったのですが、流石にいきなり旅行に行くという人は少なく、コロナ前の状態には遠く及びませんでした。
今年はマスクの着用も緩和され、海外もほぼすべての国で入国制限がなく渡航できるため、旅行をする人がコロナ前の状態に戻るのではと期待されています。
近畿日本ツーリスト/クラブツーリズムが発表したGWの国内・海外旅行動向によりますと、
気になる旅行者数は、昨年同期と比較して2.5倍という大幅な回復傾向がみられるとの事。
国内旅行だけでなく、海外旅行も増えており、だいぶ活気が戻ってきているようです。
国内旅行では、販売高で1位となったのが千葉県で、前年比278.6%。続いて北海道(同225.0%)沖縄県(同200.5%)となっています。千葉県が1位なのは東京ディズニーリゾートがあるから。4位に大阪府(同772.5%)が入っていますが、こちらはUSJ客がメインとなっており、人気テーマパークの強さが際立っています。
伸び率ランキングでみると、1位の大阪は約8倍弱、2位が東京都で5倍強と都市部が人気となっており、コロナ禍で人の多い都市部を避けてきた地方の人たちも、都市部へ旅行しようという意欲が回復したことが伺えます。
一方、海外旅行は近畿日本ツーリストでは、1位がホノルル、2位がソウル、3位がグアムと短期間でも楽しめる定番系。添乗員同行の主催旅行が多いクラブツーリズムでは、1位がインド、2位がUAE、3位が台湾と、海外旅行リピーター向けの企画が人気となっているようです。
また、4年ぶりにクイーン・エリザベスが日本に立ち寄るなど、豪華クルーズ船の運航も復活しており、だいぶコロナ前の状況まで回復しつつあるようです。
今年のGWは混雑を覚悟しておいた方が良さそうですね。