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ハリス副大統領、民主党大統領候補指名が確実に

11月のアメリカ大統領選に向けて2日、カマラ・ハリス副大統領(59)が、民主党の大統領候補になることが確実になりました。
党の代議員によるバーチャル投票で、必要な票数を確保しました。今月19日からシカゴで始まる全国党大会で、正式に指名されます。

ハリス副大統領は電話で「候補になる見通しとなって光栄だ」と、党の代議員たちに伝えました。

アメリカの主要政党が黒人女性、そして南アジア系の女性を大統領候補にするのは初めて。11月の大統領選にて共和党のドナルド・トランプ候補に勝利すれば、アメリカ史上初の女性大統領となります。

ハリス氏は5日までに、副大統領候補を決めるものとみられています。現在は、激戦州ペンシルベニア州のジョシュ・シャピロ州知事(51)、同アリゾナ州選出のマーク・ケリー上院議員(60)、ミネソタ州のティム・ウォルシュ州知事(60)が特に有力視されています。

ハリス氏は1964年10月、カリフォルニア州オークランドで生まれました。父はジャマイカ、母はインドからの留学生でした。伝統的な黒人大学のハワード大とカリフォルニア大のロースクールを卒業した後、カリフォルニア州の弁護士資格を得ました。サンフランシスコ地区の検察官からカリフォルニア州司法長官を経て、2016年にカリフォルニア州選出の連邦議会上院議員として初当選。銃規制強化などを推進したほか、司法委員会の公聴会で最高裁判事候補に質問する様子が全国的に注目されていました。

2020年に大統領候補に出馬するも、予備選開始前に撤退。ジョー・バイデン氏の副大統領候補に選ばれ、その後初の黒人女性副大統領となりました。