今月20日に投開票が行われる参議院選挙について、JNNが中盤情勢を分析した結果、自公で参議院の過半数を割り込む可能性があることが分かりました。1週間前よりも与党に厳しい情勢となっています。
今月3日に公示された参議院議員総選挙について、JNNでは12日～13日インターネット調査を行い、取材も加味して中盤の情勢を分析しました。
それによると、自民党と公明党はいずれも議席を減らし、非改選を合わせて過半数となる50議席を割り込む可能性があることが分かりました。
鍵を握る32の「1人区」のうち自民党が優勢なのは8選挙区にとどまり、1週間前より与党に厳しい情勢となっています。
一方、野党系が優勢なのは東北や四国など15選挙区に増えた一方、これまで自民党が強かった栃木や熊本などが接戦に持ち込まれ、9選挙区が接戦になっています。
野党では、立憲民主党が選挙区で議席を増やすほか、日本維新の会、れいわ新選組も小幅に議席を積み増す見通しです。
国民民主党は改選4議席を10議席以上増やす可能性があります。
参政等は比例で大きく議席を増やすほか、選挙区を含めると10を超える議席を獲得する見込みです。
日本保守党が新たに議席を獲得する一方、日本共産党は議席を減らすほか、社民党は議席を獲得できるか微妙な情勢です。
予想される各党の獲得議席は以下の通りです。
自民党 28～44
公明党 5～11
立憲民主党 24～32
日本維新の会 5～8
日本共産党 3～6
国民民主党 11～21
れいわ新選組 3～4
参政等 8～18
社民党 0～1
日本保守党 2～3
諸派・無所属 7～9
今回の調査では、約4割の人が「まだ投票先を決めていない」と答えていて、今後情勢が大きく変わる可能性もあります。