農水省の集計では、5月初旬の米の平均販売価格は3,796円/5㎏で、昨年夏以来の3,700円台に戻りました。銘柄米も3,800円台に戻っています。
昨年より価格が落ち着いた主な要因は「供給増+在庫増+需要鈍化」です。
① 2025年産米が豊作・増産ぎみで在庫が積みあがった。
2025年産は前年より在庫が多く、「コメ余り」状態になりつつあり、先安観が出ています。
② 高値で消費が落ちた
5㎏5,000円前後まで上がった時期があり、家庭がパンや麺へ一部シフトしたり、買い控えが起こりました。高価格だと売れず、流通在庫が滞留し値下げ圧力になりました。
③ 政府備蓄米の放出
昨年の高騰時には備蓄米放出や流通改善策も行われ、需給逼迫の心理を和らげました。
ただし注意点として、昔の「2,000円台前半」に完全に戻る可能性は低めと見られています。肥料・燃料・資材費が上がっており、生産コスト自体が以前より高いからです。
いずれにせよ、昨年の「令和の米騒動」レベルの高沸は一服したようです。