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「9.11」から25年

アメリカ同時多発テロ事件「9.11」から今年9月11日で25年が経ちました。
「9.11」がその後の世界に与えた主な影響をまとめました。

1.「テロとの戦い」の時代へ
・米国はアフガニスタン戦争、続いてイラク戦争へ
・テロ対策が各国の安全保障政策の中心となり、軍事力だけでなく情報・金融・国境管理なども強化されました。
2.中東の不安定化
・イラク戦争による政権崩壊や、その後の宗派対立などが、後のISIS(イスラム国)の台頭にもつながりました。
・中東の権力バランスが大きく変化しました。
3.イスラム過激派テロの国際化
・アルカイダ型の国際テロが世界各地に広がり、欧州などでも大規模テロが発生。
・一方で、イスラム教徒全体への偏見や排外意識が強まるという副作用も生まれました。
4.米国の相対的な優位性に変化
・9.11直後は米国が圧倒的な軍事力を背景に世界を主導しました。
・しかし長期化したアフガン・イラク戦争は米国の国力・威信を消耗させ、中国・ロシアなどの台頭と重なり、「米国一極」から「多極化」へ向かう流れを加速させました。
5.日本の安全保障政策にも大きな影響
・日本は米国の同盟国としてインド洋での給油活動などを実施
・その後の集団的自衛権、安全保障法制、防衛力強化、日米同盟の深化にもつながる重要な背景になりました。

「9.11」は冷戦終結後の「米国一強の世界」に終止符を打つ最初の大きな亀裂になった事件と見ることもできます。
そして日本にとっては、9.11以降の25年は「平和国家としての日本」から「厳しい安全保障環境に対応する日本」へ徐々に転換していった25年だったと思います。